相続した実家に、もう誰も住まない。
ここが決まった瞬間から、気持ちが一気に重くなりますよね。 固定資産税の通知が来る。 草が伸びる。 近所の目も気になる。
「どうにかしないと」と思っても、仕事も家庭もあって、なかなか手が回らないのが現実です。
しかし、門司区の空き家は、放置している間に状況が改善することはまずありません。 むしろ、あとで動こうとしたときに、費用や手間が増えやすい地域です。
だからこそ、結論(売るか壊すか)を急がせず、まずは「状況の整理」から進めるのが一番の近道です。
門司区で起きやすいポイント(時間が選択肢を削っていく)
なぜ、放置するとリスクが高いのか。 それは門司区特有の地理条件が関係しています。
門司区は坂道や狭い道が多いです。 現地に行くと、車が入らない、軽トラでも厳しい、という場所も珍しくありません。
この条件が、空き家の片付けや工事の難易度に直結します。
- 荷物の搬出が大変になり、残置物撤去の費用が上がりやすい
- 重機が入らず「手壊し」となり、解体費用が倍近くになることがある
- 道路条件や接道の問題があると、そもそも売却の土俵に乗らないことがある
- 草木の越境や雨漏りが、隣家とのトラブルに発展しやすい
そして一番のポイントはここです。
「時間が解決してくれるのではなく、時間が選択肢を削っていく」
門司区の現場では、このパターンを本当によく見ます。 建物が傷みきる前なら売れたかもしれない物件も、雨漏りが始まると解体しか選択肢がなくなることがあるのです。
だから、誰も住まないと決まった時点で、家そのものより先に、状況を整理しておくことが重要になります。
今日からできる整理の順番
ここからは、いきなり「業者に電話して売却を決める」という話ではありません。 まずはご自身と家族の中で、心の整理と情報の整理をするための5つのステップです。
1) いま困っていることを言語化する
頭の中だけで悩んでいると、ずっと重いままです。 紙でもスマホのメモでもいいので、困りごとを書き出して分けてみましょう。
- 税金が気になる
- 草と庭木が気になる(苦情が怖い)
- 家の中が荒れている(片付けが億劫)
- 相続の話が止まっている(誰がやるか決まっていない)
これだけでも、「何から手を付けるべきか」が見えてきます。
2) 名義と相続の状況を確認する
売却でも、賃貸でも、解体でも。 最終的に動かすには、名義や相続の整理がすべての土台になります。
- 登記名義は誰のままか(亡くなったお父様か、もっと前か)
- 遺言はあるか
- 相続人は何人か
- 誰が代表窓口になるか
まだ具体的な手続きが進んでいなくても大丈夫です。 まずは現状を把握するだけで十分です。
3) 現地で優先して見るポイントを決める
門司区の空き家は、現場を見ないと判断できないことが多いです。 帰省した際などに、見るべきポイントを絞って確認しましょう。
- 雨漏りの形跡がないか(天井のシミなど)
- 窓や扉がきちんと閉まるか(防犯)
- ブロック塀や擁壁にひび割れなど危ない箇所がないか
- 草木が隣地に越境していないか
- ポストや敷地内にゴミが投げ込まれていないか
この段階で、緊急性が高い「危ないところ」だけ先に手当てできると、後のトラブルを防げます。
4) 出口の候補を3つに分けて考える
結論は急がなくていいです。 ただ、ぼんやり悩むのではなく、候補を並べてみると気持ちが落ち着きます。
- 売却する(現状で売るか、更地にするか)
- 管理して保有する(維持費をかけて維持する)
- 解体して土地として整理する
門司区では、道が狭い、再建築不可などの事情で、現実的な選択肢が限られることがあります。 ここはケースバイケースです。 机上の判断ではなく、私たちのような専門家と一緒に現地を見て決めるのが安全です。
5) 家族で合意ラインを先に作る
空き家問題は、家そのものよりも、家族の意見の不一致で止まることが多いです。 大げさな親族会議はいりません。以下の点だけ握っておきましょう。
- いつまでに何をするか(期限)
- 誰が窓口になるか(役割分担)
- 費用はどう分担するか(お金)
ここが揃うだけで、いざ動くとなった時にスムーズに進みます。
まとめ(結論を急がせず、まず整理から)
相続した実家に誰も住まないと決まった時点で、やるべきことは、いきなり「売るか残すか」を即決することではありません。
門司区は坂道や狭い道が多く、重機が入らない場所もあります。 その分、放置すると費用が上がり、選択肢が減っていきやすい地域です。
だからこそ、最初は「状況の整理」と「順番決め」だけで大丈夫です。
名義の確認、現地のリスク確認、家族の合意ライン。 この3つを押さえるだけでも、次の一歩が必ず見えてきます。
結論を急がなくて大丈夫です。まずは状況整理から一緒にやりましょう。
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