はじめに
「実家が空き家になってしまったけれど、何から手をつけていいか分からない…」 そんなふうに、ひとりで悩んでいませんか?
空き家の管理について考え始めると、真っ先に気になるのはお金(費用)のことだと思います。
- 草刈りを頼むといくらかかるの?
- 見回りはどれくらいの頻度がいいの?
- 換気や通水は必要なの?
もちろん、費用のことはとても大切です。 ただ、私たちが多くのご相談を受けていて感じるのは、金額そのものよりも、「管理しないことで増えていく負担」が見えにくくなっていることへの不安です。
特にここ門司区は、坂道や階段、狭い道が多い地域です。
そのため、放置して建物の状態が悪くなると、いざ何かしようとした時に重機が入らず、手作業が増えて費用が膨らんでしまう…ということがよくあります。
時間は解決してくれません。むしろ、時間が経つほど選択肢が減ってしまう。
少し厳しい言い方になってしまいましたが、これは私たちが現場で見ている現実です。
ですが、焦らなくて大丈夫です。 この記事では、門司区ならではの費用の考え方と、まず何から始めればいいかという心の整理を一緒に行っていきます。
私たち寅ヤス不動産は、いきなり「売りましょう」「解体しましょう」とは言いません。 まずは現状を整理して、不安を軽くするところから始めましょう。
空き家管理の費用は「作業」より「立地条件」で変わります
空き家の管理費用というと、草刈り1回〇〇円という決まった金額をイメージされるかもしれません。
ですが実は、作業の内容よりもその家の立地条件によって、費用は大きく変動します。 特に門司区は、平坦な場所ばかりではありません。
以下のような条件がある場合、どうしても手間がかかってしまうのです。
- 車が家の前まで横付けできるか?(道具の搬入)
- 刈った草や枝を運び出しやすいか?(搬出経路)
- 敷地が広すぎたり、急な傾斜がないか?
- お隣の家との距離が近すぎないか?
例えば、車が入れない長い階段の上にある家だと、刈った草を手作業で下まで運ばなければなりません。 そうなると、同じ広さの庭でも作業時間が倍以上かかり、結果として費用が変わってくるのです。
これは高いですよと脅したいわけではありません。 ご実家の場所によって、適した管理方法は違うということを、まずは知っていただきたいのです。
管理しないことの「見えないコスト」とは?
費用がかかるなら、もう少しこのままでいいか… そう思ってしまうお気持ち、痛いほど分かります。
しかし、ここで怖いのが見えないコストです。
管理費用は毎月かかる固定費だと思われがちですが、実際はやるべきことを、必要なタイミングで積み立てていくものと考えたほうが自然です。
もし放置してしまうと、負担は次のような順番でやってきます。
- 雑草と枝木が伸び放題になる
- 害虫、異臭、落ち葉がお隣へ迷惑をかける
- ご近所さんからクレームや連絡が来る
- 誰もいないと思われ、不法投棄や防犯面が不安になる
- 雨漏りなどに気づけず、室内が一気に傷む
一番怖いのは、3番目のご近所対応です。
一度トラブルになってしまうと、精神的な負担が一気に増えてしまいます。 さらに、家が傷んでしまってから片付けようとすると、門司区特有の狭い道・坂道がネックになり、解体や修繕の費用が跳ね上がってしまうこともあります。
放置すればするほど、後からまとめて大きな請求が来てしまう。 これが、空き家管理における見えないコストの正体です。
今日からできる整理の順番(3つのステップ)
ここまで読んで、やっぱり大変そう…と不安になったかもしれません。
でも、最初からすべてを完璧にする必要はありません。 費用を抑えながら、心身の負担を減らすためには順番が大切です。
1)まずは「外から見えるリスク」を潰す
家の中のことよりも、まずはご近所さんや道路から見える場所を整えましょう。
- 道路からはみ出しそうな草を刈る
- お隣に届きそうな枝を切る
- 郵便受けに溢れているチラシを捨てる
- 雨樋や側溝の詰まり(落ち葉)を除く
ここさえ整えておけば、ご近所トラブルの芽を摘むことができます。 管理されている家だと分かれば、不法投棄などの防犯対策にもなります。これだけで、緊急対応が必要になる確率はグッと下がります。
2)次に、「家の傷み」を早めに止める
人が住まない家は、驚くほどの速さで傷んでいきます。でも、やることはシンプルです。
- 換気(湿気を外に出す)
- 通水(水道管のサビや臭いを防ぐ)
- 雨漏りの確認(天井や壁のシミを見る)
これをするだけで、家の寿命は変わります。 将来的に売りたい、貸したいと思ったとき、家がボロボロだと選択肢がなくなってしまいます。
これは、将来の可能性を残すための作業です。
3)最後に、「管理の方針」を決める
ここが一番大事なポイントですが、結論を急ぐ必要はありません。 今の状況が整理できてから、ゆっくり考えればいいのです。
- 最低限の管理だけして、しばらく様子を見る(キープする)
- 売却を視野に入れて、片付けを始める
- 将来、誰かが住む可能性を残しておく
- とりあえず、解体などの見積もりだけ取ってみる
ご家族での話し合いや、相続の手続きが必要な場合もあるでしょう。 焦って売らなきゃ!壊さなきゃ!と決めつけず、まずは現状維持ができる状態を作ることが先決です。
結論を急がなくて大丈夫。まずは「状況整理」から
空き家の管理費用は、作業内容だけでなく、門司区ならではの立地条件で変わります。 そして、一番のリスクは放置したあとに、まとめてやってくる大きな負担です。
ですが、今日明日ですぐに結論を出す必要はありません。
- まずは、外から見えるリスクを減らす
- 家の傷みを止める
- その上で、どうするかをゆっくり考える
この順番で進めれば、無駄な出費も、心の焦りも減らすことができます。
まだ売ると決めたわけじゃないけど、話だけ聞いてほしい とりあえず、草刈りだけ頼めるか相談したい
そんな段階でのご相談も大歓迎です。 私たち寅ヤス不動産は、門司区の地理も事情もよく知っています。無理な営業は一切いたしません。
まずはお茶でも飲むような気持ちで、今の状況をお聞かせください。 一緒にちょうどいい解決策を探していきましょう。
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