空き家って、いきなり「売る?残す?」の二択を迫られるのが一番しんどいところですよね。
固定資産税、草刈り、近所の目。相続の話も止まっている……。この段階で相談が来るのは、むしろ普通のことです。
私は門司区専門・空き家特化の不動産屋として、結論を急がせず「まず整理」から一緒に進めることを大切にしています。
門司区は「空き家が発生しやすい土台」がある
門司区の人口は8万7111人、世帯数は4万2024世帯(令和7年9月1日現在)。 マイ広報紙
そして北九州市全体で見ると、空き家率は16.0%(令和5年調査)と上昇傾向です。 北九州市公式ホームページ
この「空き家が増えている都市」という背景に、門司区特有の地形や住宅事情が重なるのが、現場の実感です。
門司区の空き家が“こじれやすい”理由(現場あるある)
門司区の物件は、エリアによって次の条件が絡み合います。
- 坂道・階段・狭小地:荷物の搬出や工事(解体・片付け)の費用が想定より高くなりやすい
- 道路条件(接道):道が狭く重機が入らない/段取りが組みにくい
- 再建築不可の可能性:法律上の条件で「壊したら建てられない」ケースがあり、売却方針そのものが変わる
- 近隣との距離が近い:枝の越境、雨漏り、外壁の崩れが早めに近所迷惑につながりやすい
つまり、放置して「時間が解決する」ことは少なく、放っておくほど選択肢が減りやすいのが門司区の空き家の特徴です。
放置で起きるリスクと、行政の目
状態にもよりますが、リスクはだいたいこの順番でやってきます。
- 防犯・災害リスク:不法投棄、台風での屋根材の飛散など
- 近隣トラブル:雑草、害虫、異臭、越境
- 行政対応の対象:北九州市は「管理不全空家」の判断基準や手続きの流れを明確にしています 北九州市公式ホームページ
「うちは大丈夫かな?」と不安になるかもしれませんが、私は現地で、行政の基準とも照らし合わせながら**“今、本当に危ない箇所”**を一緒に確認します。
最初の一手は「結論」じゃなく「順番」
私がまずおすすめするのは、この3ステップです。
1)相続・名義を確認する(すべての土台)
「動かしたい」と思った時に、名義が古いままでは進めにくいケースがあります。
相談自体は早くできます。だからこそ、動かす順番を先に整えます。
2)現地で“危ない点”だけ先に潰す
雨漏り跡、戸締まり、ブロック塀の傾き、枝の越境。
ここを整えるだけで、心の負担はグッと軽くなります。
3)出口戦略を組み立てる
売却・活用・管理・解体のどれが現実的か。
机上の空論ではなく、門司区の相場感や工事のしやすさも踏まえて判断します。
まとめ
門司区の空き家問題は、地域の特性が強く出るからこそ、一般論だけでは片付きません。
だからこそ最初に必要なのは「即決」ではなく、状況の整理と順番決めです。
「とりあえず実家の様子を見てきてほしい」
「何から手を付けるべきかだけ教えてほしい」
そんな、まとまっていない状態でのご相談を、私は一番大切にしています。
一度、現状だけでも整理しませんか。決めるのは、そのあとで大丈夫です。
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参考リンク(公式)
門司区の人口・世帯(公的情報)
https://mykoho.jp/article/401013/9985040/10060775
北九州市:管理不全空家の判断基準及び手続きの流れ
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/contents/281_00001.html
北九州市:空き家の現状(資料PDF)
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/001132328.pdf


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