相続のあと、すぐに実家を売る気になれない。 これは本当に自然なことです。
親の荷物もそのまま。 親族の話もまとまらない。 気持ちも整理できていない。
そういう状態で「とりあえず売却しましょう」とは、私も言いません。
ただ、門司区の空き家は、判断の先送りが後から効いてくるケースが目立ちます。 坂道や狭い道が多く、重機が入らない場所もあります。
そのため、「時間が解決する」というより、「時間が選択肢を削っていく」。 この現実だけは、現場の人間として優しく、しかし正直に共有したいと思っています。
先送りで起きやすいリスク(門司区の現場より)
相続後すぐ売らなかったことで、後から大変になりやすい場面を整理します。 どれも門司区で「よくある流れ」です。 決して、あなたを責める話ではありません。
1) 荷物がそのままで、片付け費用が膨らむ
最初は「今度の連休で片付けよう」と思っていても、なかなか進みません。 そのうち、物量がそのまま残り続けます。
・処分の判断がつかない ・遠方で帰省回数が限られる ・家族の合意が取れず止まる
門司区は坂道や階段が多いエリアもあり、搬出作業が重くなりがちです。 人手と回数が増えると、その分だけ費用も上がります。 結果として、いざ売却しようとした前段で疲れてしまうことがあります。
2) 劣化が進み、買い手の選択肢が狭くなる
空き家は、人が住まないだけで傷みやすいです。 特に気づきにくいのが水回りと雨漏りですね。
・雨漏りに気づくのが遅れる ・湿気でカビ臭が出る ・通風不足で建物が傷む
「そろそろ売却しよう」と思った頃には、修繕か現状売りかの判断を迫られます。 現状売りはできます。 ただし、条件次第では価格やスピードに大きく影響が出ます。
3) 道路条件で、解体や工事の段取りが難しくなる
門司区は狭い道が多く、重機が入らない場所もあります。 ここが、後から効いてきます。
・解体の搬出ルートが限られる ・小型機械や手作業(手壊し)が増える ・近隣への配慮が増える
同じ面積でも、場所によって解体費用が変わる。 これは現場のリアルです。 放置すればするほど、建物の劣化と工事の難易度が重なり、費用が上がっていくことがあります。
4) 相続の整理が止まり、いざ売りたい時に進まない
相続手続きは、気持ちが落ち着いてからでいい。 そう思う方は多いです。
ただ、売却を進める段階になると、名義や相続人の整理が一番のネックになります。
・相続人の連絡が取りにくい ・遺産分割の話がまとまらない ・必要書類が揃わない
ここで止まると、空き家はその間も劣化します。 時間が解決してくれるのではなく、時間が選択肢を削っていく。 門司区だと、工事条件も絡むのでなおさらです。
今日からできる整理の順番
すぐに売る必要はありません。 でも、後から大変になりにくい順番はあります。 ここだけ押さえておきましょう。
1) まずは現地を一度だけ見て、危ない所を確認する
写真で十分です。見るポイントはこれです。
・雨漏りの跡がないか ・窓や扉が閉まり、防犯上の不安がないか ・ブロック塀や擁壁に不安がないか ・草木が越境していないか ・道幅、車の入りやすさ(重機の可否のヒント)
この確認だけで、先の見通しが立ちます。
2) 相続の状況をざっくり整理する
完璧でなくて大丈夫です。 会話の土台としてこれだけ確認しましょう。
・登記名義が誰か ・相続人が誰か ・窓口になれる人は誰か
3) 方向性は仮で置く
結論は後でいいです。仮置きで十分です。
・売却を検討したい ・管理しながら保有したい ・解体も含めて整理したい
寅ヤス不動産では、この仮置きの状態から整理をお手伝いします。 あちこちに連絡する必要はありません。代表の私が窓口になります。
まとめ(結論を急がせず、まず整理から)
相続後すぐ売らなかった空き家が、後から大変になるケースはあります。 多いのは、荷物の停滞、劣化、相続手続きの停止、そして門司区特有の道路条件です。
門司区は坂道や狭い道が多く、重機が入らない場所もあります。 放置すればするほど費用が上がり、選択肢が減っていく。
時間が解決するのではなく、時間が選択肢を削っていく。
だからこそ、売るか残すかの結論より先に、状況整理が大事になります。
結論を急がなくて大丈夫です。まずは状況整理から一緒にやりましょう。
▼ お悩み別の「まとめ記事」はこちら ▼
今の提案や見積もりに、納得できていますか? 現在進めているその内容が「妥当」かどうか、プロが公平な立場からチェックします。 今の不動産屋さんとの契約はそのままで構いません。
「セカンドオピニオン(第二の意見)」としてご利用ください。


コメント